
ども、ユウセイ(@wm_yousay)です。
本読みました!水曜どうでしょうのディレクター「藤やん」こと藤村忠寿さんが書いた本、「けもの道」です。
何について書かれた本なのかも調べず、ただ大好きな水曜どうでしょうの藤やんが書いた本ってだけで買ってみたわけです。
が、
ががが、
これがブログ運営者、つまりブロガーにとって学ぶべき内容満載の良書だったから驚いたって話。
なんのためにブログ書くのか?

なんのためにブログを書いているのかを、深く深く考えさせてくれたのが第四章の「どろんこ道」。
この第四章は特に学びが多い。テレビの視聴率をとるための考え方を、ブログのアクセスアップのための考え方にスライドして読むことが出来る。
なんのためにその番組をやるのかって言うと、視聴率をとるため。
これはブログだとアクセス、つまりPVにスライドして考えられる。
で、そのためにはターゲットを絞らない。
女性をターゲットにしてしまった段階で、最高視聴率は50パーセントとなり、若い女性と限定すれば、さらに獲得できる視聴率は下がる。ターゲットを絞ってしまった時点で、百パーセントは狙っていないということになる。
かなりの極論だけど、正論でもある。ブログにおいても共通する部分がある。ターゲットを絞る、いや絞り過ぎると、興味を持ってくれる人が少なくなる。
テレビのように、電源オンで番組が観られるわけじゃなく、検索もしくは何らかのリンクからブログにアクセスしてもらうって時点で、かなり差はあるにしても、絞り過ぎることは良くない。
そして藤やんはこう続ける。
女性も男性も見られるようにする。そのためにまず決めたことは、下ネタと恋愛話は入れない、ということ。男同士が集まれば必ず下ネタも出てくるけど、そんなものは自分たちが楽しいだけで、女性は聞きたくもない。同じように、「大泉さんって、どんな女の子が好きなの?」なんて話は、男にとってはなんの興味もない。
確かに女性も男性も見られるブログに越したことはない。男だけに絞ったらアクセスが半分になるって言っても過言じゃない…
じゃあどうすんの?と読んでて思ったら、藤やん自身も「じゃあ、次は?」となり、
「おもしろいものを作る」
という結論。なんだ普通の答えじゃん!そう思ってしまった私は浅い…浅すぎる…浅はかなんだよ…
おもしろいものを作るって軸からズレている、ブレていることに全く気がついていなかったのだから…
だって、、、
「この商品を紹介してくれ」って言われても、きっぱり断れるだろうか?
う…そんなオファーがあったら断れ…ない…?
断れない時点でもう軸からズレズレのブレブレってことなんだな…
(もちろん自分がおもしろいと思って紹介するのは別。)
流されて商品紹介記事なんて書いても、それは読者にバレるわけで…
自分がおもしろいと思ってないのに書く記事なんて、つまらないに決まってるわけで…
今世間で流行ってるから…(本当は興味ないけど)
すごく売れてる商品だから…(全然欲しくないけど…)
みんなが好きだから…(俺は好きじゃないけど…)
そんなフニャフニャな気持ちで書いたブログがおもしれぇはずが無い!
書いててつまんなくなって、書きたくなくなって、ブログのこと嫌いになっちゃう!大好きなブログのこと裏切っちゃうことになるだよぉ!
だったらどうする?

大事なこと、大切なことは状況をつくるということ。
状況が物事をおもしろくする。なんの脈略もなく、ただくだらないことを言ったって、つまんないに決まってる。
でも、深夜ってくだらないことでも大笑いすることってありますよね?
それが、彼の言った言葉そのものがおもしろいわけじゃなく、そこまで共有してきた長い時間経過と状況が、彼の言葉をおもしろいものに変えている、ということです。
なんだなぁ。だから状況をつくることに心血を注ぐ必要がある。たった1記事でアクセスが爆発するなんてことは稀で、普段のブログがおもしろい状況をつくっているんだ。
目指さなければいけないのは、そこなんだと。
わかってるつもりで、実はなーんもわかってなかったこと。気づきもしていなかったこと、気づけもしなかったことを僅か数ページで教えてくれる藤やん、いや藤村先生はすごい。やっぱ水曜どうでしょうはすごい…
他の章も必読
てか四章の一部だけでだいぶ書いてしもた。
一章の、中学生に自分の浅はかさを気づかされた話とか、
五章の、新聞男を救ってメロンもらった話とか、
七章の、失敗って言うな!過程と呼べって話とか、
どれもこれも実体験、状況から気づかせてくれる話。水曜どうでしょうっておもしろいはずや!だってこんな人がつくってるんだから。
さぁて、ブログ書いて西表島の虫追い祭りをもっかい見ようっと。
せば、これにて。